刺激的な街、バルセロナ。Exciting city, Barcelona. / Emocionante ciudad, Barcelona.

アントニ・ガウディはサグラダファミリアを作る時に「この教会は世界中から人々が集まってくる場所になる」と話したという。そして今日も完成に向けてたくさんの人たちが働き、そして未完成のこの教会を見るために今日もたくさんの人たちが世界中からやってくる。

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バルセロナのある場所はカタルーニャ地方、南スペインと南フランスの国境地域だ。その昔、ここにはカタルーニャという国があった。ここの人たちはカタラン語をしゃべるし、街にはカタラン語の看板があふれている。

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ここで僕らが泊めてもらったのはカウチサーフィンで見つけたカタランの男の人とロシアの女の人のカップルと小さな男の子がいるおうち。バルセロナの中心から少し地下鉄とトラムで走ったところにある。彼らの子育てはとても面白かった。 (詳しくは、はなちゃんブログでどうぞ♪)

バルセロナの初日は市場からスタート。街の中心ですごいにぎわいを見せている。お店のレイアウトも出している料理もなんとなくおしゃれで洗練されていて、そしてちょっとお高め。ガウディの建築を外から眺めたりしながらバルセロナの旧市街を散歩。夜は僕らがスモークサーモンや海老でちらし寿司を作り、彼らが地元のタパスを作り、楽しい夜を過ごした。

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そして2日目は念願のサグラダファミリア。前日にしっかりネットで予約して、携帯の中にチケットを保存。チケットを買い求める長蛇の列に並ぶことなく入場。未だ完成していないこの教会に引きつけられる魅力をぞんぶんに味わってきた。

サグラダファミリアから出て向かったのは『Quimet Quimet キメキメ』というバル。ちょっと外れたところにあるにも関わらず昼間っから賑わっている。チャキチャキのお姉さんたちが手早く作ってくれるモンタディート。カリカリのパンに好きなタパスをのせてくれる。ちいさなヤリイカとイワシの酢漬け、そしてイベリコ豚ほほ肉のコンフィも。コンフィには厚切り自家製ポテトに白バルサミコソースがかかったものがついてきた。カタルーニャの地酒はカヴァと呼ばれるスパークリングワイン。グラスでロゼと白、ひさびさに泡。

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その後立ち寄った食材店にはタパスに使える小さなパイやコーンなどスペインならではの食材がいろいろ。小さなスプーンの形になっているタルト生地もあって楽しい。キャベツの外側の葉やかごを使った野菜の陳列もかわいい。

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夜はみんなで彼らお気に入りのガリシア料理のお店へ。場所はかの有名な『Ticket』の目の前。ポスターのデザインがかわいかったので写真だけでも。 DSC_0181 ガリシアではこの陶器のピッチャーと陶器のグラスでワインを飲むらしい。ちょっと日本酒のおちょこと似ていて不思議な感じ。ウエイターのおじちゃんが抜群に気がきいてて、子供が食べる分の注文を先に聞いてすぐに持って来たり、僕らの注文にも親身にアドバイスしてくれたり、日本の雑誌に掲載されているのをテーブルまで持って来てくれたり。料理が出てくるのもいちいち早かった。タコのガリシア風、セシーナというセミドライビーフ、トリッパにヤリイカのフリット。パン(トマトを染み込ませたパンコントマテ)のおかわりも言われる前に適量を持って来てくれた。ほんと勉強になった夜だった。

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3日目はグエル公園。ここも前日にチケットをネットで予約。公園の中のメイン部分だけチケットがないと入れなくなっている。そんなに並ばなかったし、公園の中もゆったり見れたけどスペインの人たちもお金払わないと入れないのかと思うとちょっと残念。ガウディもまさかそうなるとは思ってなかったんじゃないかな。

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バルセロナ最後のレストランは『Can Culleretes』という1786年創業の老舗レストラン。働いてるおばあちゃんたちがかっこいい。前菜、メイン、デザートで16ユーロの豪華ランチ。サングリアはアルコール強め、ギンギンに氷で冷やしてくれている。前菜は魚のスープとカニのサラダ。メインはヤリイカの鉄板焼きと牛肉の煮込み。デザートはどうしてもクレマカタラーナが食べたいとお願いしたら、すぐに快く変更してくれた。表面カリカリ、中がとろっとしたすごく美味しいデザートだった。

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バルセロナの街を歩いていると至るところに素敵なデザインがある。ガウディの建築だけじゃなく、お店のウインドウや駅のポスター、バルのテーブルセッティング、お土産の絵はがきやスーパーのに並ぶ食材のパッケージ。今回バルセロナの街からは到底書ききれないくらいたくさんの刺激をもらった。この街はとても面白い。