スペイン⑦バルセロナのとある家庭で子育てを学ぶ How to educate kids/ cómo educar a los niños

2015.6.8 Castellon de la Plana→Barcelona, Spain@Miguel Angel’s House(couchsurfing)
2015.6.9-10 Barcelona, Spain@Miguel Angel’s House(couchsurfing)
やってきましたバルセロナ。私にとっては二度目、ろくちゃんは初めての訪問。
サグラダファミリアにカタルーニャ音楽堂、モンジュイックの丘など等、見所いっぱいのバルセロナ。ヨーロッパでも大人気の観光都市だと思う。
限られた時間の中でも、サグラダファミリアとグエル公園は見たい!というろくちゃんの希望で観光予定を決めようとした私たち。お世話になったカウチサーフィンのホスト、ミケランジェロさんから、サグラダファミリアとグエル公園はもの凄く並ぶから予約して行った方がいいよとのアドバイスを受ける。
あれ!?2〜3年前に私が友達と来た時は、予約なんてしなくても両方とも入れたけどなぁなんて思いつつ、やはりネットの情報でも予約必須とのことでオンラインでチケット購入。
というか、グエル公園、前に来た時は有料じゃなかった。。。
まぁ色々あるのねと、サグラダファミリアへ。チケットを買うため教会の周りにぐるっと並ぶ人々の列。チケット買っておいてよかった〜。ややバケーションに入りかけているものの、まだハイシーズン手間のヨーロッパ。夏のバケーションシーズンになったら、どんだけ混むのだろうか。教会自体はもちろん絶賛工事中ですが、前回来た時よりもさらに色々できてきてる!初回の感動には敵わないものの、「すげー!すげー!」と連発しながらワクワク楽しそうに見学しているろくちゃんを見て改めて一緒に来ることができてやっぱり良かったなと素直に思ったのでした。
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翌日に行ったグエル公園は、メインとなる部分だけが有料エリアになっていました。前は自由に見て回れたグエル公園。地元に住んでる人も観光客も一律有料の様子。観光客が増えるのは歓迎すべきことなんだろうけど、増えすぎちゃうと新しいルール(なにがしかをコントロールしたり規制するためのもの)ができちゃったりするのも、なんだか残念だなぁと思いました。ほんとは、ルールがなくてもみんなが気持ちよく過ごせるのが一番いいのにね
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ただ、さすがに時間予約制にしただけはあって、有料エリアの人気スポットモザイク柄のベンチは、前回来た時よりも圧倒的に人が少なく、みんなゆったりと写真を撮ったりして過ごしてました。
私の大好きなカサ・バトリョやカサ・ミラ、ホストオススメのカタルーニャ音楽堂は、今回は外からさらっと見学のみ。
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代わりに、ろくちゃんが行ってみたいという地元の人気バルで一杯飲んだり、カタルーニャ料理の老舗レストランでランチを食べたりと食のテーマの方もしっかり満喫。
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夜には、ミケランジェロさん(ミゲルエンジェルとかいてミケランジェロと読むことに本屋でふと気づいた私たち笑)が車でモンジュイックの丘に連れて行ってくれ、バルセロナの街を一望してきました。
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カタルーニャ出身のスペイン人ミケランジェロさんとロシア人のオルガさんと2歳になる息子のニコラスくんが、今回のホスト。ここで、ふと子育てに関して学ぶことが。
ご夫婦で話すときはスペイン語で会話するお二人。でも、オルガさんはロシア語でニコラスくんに話しかける。一方、ミケランジェロさんはカタルーニャ語で。ニコラスくんは何語を話すの?!と不思議に思っていると、
「それがね、すごいのよ。ニコラスは、スペイン語もカタルーニャ語もロシア語も全部わかってるの。」とオルガさん。
え!まじで!?こんな小さい時に多言語で話しかけてたら混乱しちゃって言葉が進まないのでは?!と思ったのですが、ニコラスくんの様子を見ていると、お母さんの言うこともお父さんの言うこともどうやら理解している様子。
お家にある絵本をパタパタ開きながら、何か私に話しかけてくるニコラス。
オルガさんいわく、「いろんな色を、違う国の言葉であなたに喋ってるの。子供って面白いわよね。」
ニコラス、すごーい!!
とある日、私たちが帰ってオルガさんと話していると「そうそう、今日面白いことがあったのよ。」
「ロシアの実家のお母さんとスカイプで話してたんだけどね、電話を切る時、最後にニコラスが”バイバーイ”って言ったの。今朝、あなた達が出て行く時に言ってたのをニコラスは覚えてたのね。」と。
ええー!まじですか!ニコラス、学習するのはやすぎっ!しかも、バイバイはもはや英語というより日本語だしっ!
教えた訳でもないのにどんどん覚えちゃうのね。赤ちゃんの学習能力、まさにスポンジの如し。
以前、外国語を学ぶのは何歳ぐらいからがいいかなんて話をどこかで読んだけど、ニコラスを見ているとそんなのあんまり気にしないでいいんじゃないかと思えてくる。仮に少し言葉が混ざってしまったとしても、きっと成長していくに連れ整理されていくんだろうと。
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*私たちが作った和食とホストが用意してくれたスペイン料理の融合。
そして、もう一つ。オルガさんやミケランジェロさんのニコラスくんへの接し方。ニコラスはまだ2歳。わりと言うことをよく聞いておとなしく見える時もあれば、イヤイヤ期の始まり?!的にノーノー言っている時も。ニコラスが怒ったりむずがったりて言うことを聞かない時ほど、オルガさんは激しない。淡々となんでダメなのか、どうしたらいいのかを説明しているよう(ロシア語なので私は正確には理解出来ていないのですが)。ミケランジェロさんも同様。ニコラスのテンションが高くなっても、冷静に話しかけ続けてる。
ある時、お友達が帰ってしまうのを嫌がるニコラス。オルガさんは不在だし、これはちょっとおさめるの大変かななんて見ていると、そのお友達のお母さんも冷静にニコラスに話しかける。
すると、イヤイヤしていたニコラスも話を聞いてまたねと手を振る。
子供ってこんなに聞き分けいいもんだっけ?!たまたまかな?!とも思ったのですが、相手のテンションが良くも悪くも上がった時ほど、それにひっぱられることなく冷静に話しかける。これを続けていると、子供にもちゃんと伝わるのかなって気がしました。
観光だけじゃなく、いろんなところに学びがあるこの旅。本当はどうかとか正解は何かなんてわからないけど、こういう考え方ややり方、生き方もあるんだなっていろんな場面で思えるようになることが一つの財産です。
いやー、それにしてもニコラスくん、めちゃくちゃ可愛かった!わたくし終始メロメロでした。
Hanae (^ ^)