モンブランを越えて地中海へ! Beyond the Mont Blanc to the Mediterranean! / Más allá del Mont Blanc hasta el Mediterráneo!
ジュラからフランスの田舎道を走ってジュネーブ。そして再びフランスに戻ってモンブランを目指す。あいにくモンブランは少し雲に隠れてたけど、モンブラントンネルをくぐってイタリアに入る。モンブラントンネルの通行料金は5000円弱。ほんま高すぎると思う。
イタリアに入ってからはヴァッレダオスタ州、ピエモンテ州を抜けてリグーリア州へ。イタリアのスピードスターたちは高速道路をぶっ飛ばしている。ビビりながらもなんとか地中海までたどり着く。そしてとりあえずキャンプ場で一夜を明かす。
ここから一旦地中海沿いを西へ。モナコ公国を見物。山の上から一望、美しきモナコが今、目の前に! 写真を撮ったあとでつづら折りになったF1モナコグランプリのコースをビビりながら走って降りるひとりモナコグランプリ開催。
やっとの思いで駐車場に入れて歩き出すとブランドショップとカジノ。なんか安っぽい観光地みたいだなあと思いながら海沿いへ。海側から見たモナコの風景は、
モナコの風景は、
モナコの風景は、
…あれ?…熱海?
30分後、拍子抜けしたぼくらはモナコを出発。駐車場が1時間無料だったのでモナコで使ったお金は0円。気を取り直してさらに西へ。フランスのニースへ向かう。
この日はほんとに天気がよくてカラッと晴れたまさに地中海日和。ニースの街の真ん中にはオリーブの木がたくさん植えられた公園。ニースに住んでたはなちゃんの友達おすすめのレストランでランチ。ニコニコしたおじさんが差し出したメニューを見ると料理名の隣に謎の表記が。
「これはどういう意味ですか?」
「料理に使っているオリーブオイルの種類だよ」
前菜にもメインにもそれぞれ違う種類のオリーブオイルを合わせて使っているという。オリーブオイルソムリエという資格が日本にもあって、オリーブオイルの種類もいろいろあるみたいというのは知ってたけどこんなレストランには初めて来た。注文したサラダとパスタとパンとデザートのティラミスまで全て違うオリーブオイルを説明しながらかけてくれるおじさん。
「これは黒オリーブからとったオイルだよ、タプナードみたいな強い香りがするでしょ」
「これは収穫したオリーブを少し熟成させてから絞ったオイルだよ」
もうほんとにまったく違う香りと味わい。また未知なる世界に足を踏み入れてしまった。やれやれ。おじさんの名前はナディムさん。物腰やわらかなサービスがとても勉強になった。
この日はニースから折り返して東へ。ジェノバの向こうにあるキアバリでカウチサーフィンのホストさんが待ってる。ぼくらは再びイタリアのスピードスターたちが走る高速道路をビビりながら戻っていくのだった。
Related Posts
-
遠き昔のワイナリー⑥ The Winery in Early Times no.6 / La Bodega en Los Primeros Tiempos no.6
コメントはまだありません | 5月 4, 2015
-
サハラ砂漠で過ごす夜。 The night in the Sahara. / La noche en la Sahara.
コメントはまだありません | 9月 29, 2015
-
肉食男子ろくちゃん、アルゼンチンで太る。”Meat eater” Roku-chan was fat in Argentina. / “Comedor de la carne” Roku-chan estaba gordo en Argentina.
コメントはまだありません | 2月 27, 2015
-
いちばん年上のともだち The oldest friend / El amigo más antiguo
コメントはまだありません | 7月 4, 2015
About The Author
Roppei
将来の飲食店開店を目指して大学卒業後、高級スーパーマーケットに就職。野菜売場、乳日配売場を担当して食材の面白さを肌で感じる。鹿児島に移住するタイミングで転職。飲食店向け広告営業をやりつつ、鹿児島の街を元気にする活動に色々参加するうちに鹿児島で自分の飲食店をやりたいと思い始める。飲食店の現場で修業したいと思い、再び東京に。丸の内にある大型繁盛店で基礎基本を叩き込んでいただく。その後、自分の独立したい形に限りなく近い小さくて強いお店を何店舗も運営している会社に転職。2014年10月で退職し、世界一周旅行へ。 日本に戻ったら、鹿児島でワイン居酒屋を開店。鹿児島の街を元気にする活動を再開! facebookはこちら