2015.4.13-14 Puerto Natales→Punta Arenas@Hospedaje Mireya
2015.4.15 Punta Arenas→Puerto Montt→Chillan@ 車中泊
2015.4.16-20 Chillan, Chile@Vina Chillan
2015.4.21 Chillan→Santiago, Chile@車中泊
仕事から離れて半年ちょっと。久しぶりのお仕事は、チリの自然派ワイナリーでのお手伝い。
ろくちゃんの友達である未来の巨匠がチリのChillanという町のワイナリーで働いており、その彼をたずねてやってきた。どんな仕事をするのかドキドキしながら行ってみると、いろんなお仕事が待ってました。
倉庫の整理、ワインの箱詰め、エチケットはり、醸造過程の温度・密度チェック、まんべんなく果実と果汁を混ぜ合わせるピジャージュという撹拌作業、ワイナリーのお掃除、葡萄をトラックからタンクへ入れる工程、近くの葡萄農家さんや家族経営ワイナリー訪問などなど。実に盛りだくさん!!
倉庫内では忍者ばりに高所の作業があったり、手動のフォークリフトの用な機械であっちへこっちへパレットを運んだり。こんなやつです。
なかなかの高さのコンクリートの上から、発酵途中のワインを棒でついて撹拌したり、腕全体で抱くように撹拌するアブラサージュとういう作業をやらせてもらったり。
きっと日本ではただのど素人にここまでやらせてくれないだろうなぁということも、たくさん経験させてもらいました。
ワイナリーの朝は早いので、みんなで第2の朝食を食べるのですが、その時にみんなが飲むのはコーヒー。かと思いきや、ワイン!もちろん、お昼ごはんにもワインを持参。みんな、毎日毎日ワインを水代わりに飲んでお仕事をしてました。
朝食の焼きたてパンやお昼を毎日作ってくれるアンヘリカ。パンは柔らかくてふっくら。いくつでも食べられちゃうくらい。私の中では南米一の美味しさ!お昼も、お肉やお魚、パスタといろんな料理を用意してくれ、連日とても美味しいお母さんの味にびっくり!!
それもそのはず。アンヘリカ、以前は大統領が訪れるレストランでシェフをやっていたそう。なんてラッキーなワイナリーのお仕事。
お世話になったワイナリーは、ルイアントワーヌさんというフランスの若手有名醸造家が、ワイン作りに最高なチリの環境に惚れ込んで、移住してやっているチリでは珍しい自然派ワイナリー。 チジャンの辺りには樹齢500年を越える葡萄畑があったり、昔からの製法で家族で造るボデガがあったりするのだそう。
滞在の終わりの方で、車を飛ばしてルイが連れていってくれた農家さんやボデガは、どこもほとんど近代的な機械などなく、ワインに詳しい人からしたらとんでもない!というような環境でやっているのかもしれません。でも、そこでとれた葡萄は甘くて美味しかったし、ワインは飲みやすくて美味しかった!!
私自身はワインのことは全然詳しくないし、お酒もあまり強い方ではありませんが、チリの自然派ワインは間違いなく美味しかった。
毎日水がわりに飲んでも体調が悪くなることはなかったし(もちろん飲み過ぎには注意してたけど)、日本に輸出されることなどないであろう瓶にも入れずに近所に売っちゃう小さなボデガのワインの味は、高級じゃないかもしれないけど特別で格別でした。
チリではワインが本当に安く売られていて、200~300円でも買えちゃうぐらいなのですが、かかっている手間とか色々考えたら、断然それ以上の価値があると思います。
ルイは自分がチリでワインを造るとともに、チリの人達と一緒にワインを作ってチリのワインをもっと世界で有名にして、彼らの暮らしもよくしたいと日々奮闘している人。
彼のプロフィールがわかるムービーはこちら。
https://vimeo.com/96967098
そんな彼のもとで、遠く日本からチリにワイ造りを学びにきている日本人、瞬くん。どんな仕事にも一生懸命取り組んでいて、ワインが好きなのが全身から伝わってきました。
いつかきっと、シュン・ミノワが造った美味しいワインが飲めることを楽しみにしています。
貴重な体験をさせていただいたみなさんに感謝!
日本のみなさん、ルイの造るチリの自然派ワインは、なんと今日本でも買えるそうですよ。
Hanae(^ ^)
About The Author
Hanae
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、英語を話せるようになりたくてアメリカに留学。帰国後、人の働くやキャリアに関する企画の仕事に携わること約10年。働くって、生きるってを自然と考える日々。どうしても鹿児島でお店をやりたい!旦那さんと共に暮らすため夫婦そろって退職を決めたのを機に、このタイミングしかないとずっと夢だった世界一周の旅に出ることを決意。いろんなことを知るのが好き。なんでかなーって考えるのが好き。
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