ガラパゴスの炭火焼とおすすめ定食。The Roasted Beef and The set meal in Galapagos. / El asado de res y la comida del set en Galapagos.
|旅の予算に不安があり、出来るだけ自炊しようと思って食材を買い込みガラパゴスへ。
もちろん生ものは持って行けないので調味料とかパスタとかラーメンとか米とか。
野菜や肉や魚は現地調達の予定でした。
初日は到着時間が遅く、イサベラ島の市場もほぼクローズ。野菜も新鮮じゃないやつしかなくてスーパーでニンジンとタマネギだけ買って野菜ラーメン作りました。ビールはちょっと高かったけどキンキンに冷えてたからよし。
2日目は宿をチェンジ。港のそばでプラウシオおじいちゃんがやってる「プラウシオロッジング」へ。
移動直後に買い物に行くおじいちゃんとイサベラ島を散歩。
裏口(ジャングルの中)を通って町へ。
通りでもスーパーでも市場でもどこでも
おじちゃんもおばちゃんも若者もだれもが
「オラ!プラウシオ!」って声をかけてくる。
そんな愛されおじいちゃん。
スーパーや市場で買ったのは冷凍の生ダコとパクチー、パクチョイというスリムな白菜とトマトペースト。
これでタコと野菜のトマトソースパスタ4皿分作れました。
おじいちゃんとおしゃべりしながらのご飯も楽しい。
で、イサベラ島の最終日。今日くらいは外食しちゃおうとまずはビール飲みにビーチ沿いのホステル&バー『Casa Rosada』へ。夜の海風がめちゃめちゃ気持ちいい!
ビール飲んだあとは夕闇に包まれたビーチを散歩。中心部に戻りながら美味しそうなお店を探します。
店先でかわいい女の子が炭火で焼いてるお肉がめちゃ美味しそう。地元の人たちでテーブルも埋まってるし、これは美味しい匂いがする!
お肉は鶏肉、牛肉、そして皮付き豚肉から選べました。骨ごと厚めにスライスした皮付き豚肉が美味しそうだったのでそれをお願いしてビールを頼んでしばし待つ。
まずは豆のミネストラ(シチューみたいなもの、これがうまい!)とごはんが運ばれてきます。
でお待ちかね!炭火で香ばしく焼き上がった豚肉!旨い!一口食べた後で写真撮り忘れに気づく。一枚撮影してすぐかぶりつく。ジューシーな肉汁。添えてあるのは芋みたいなバナナの一種プラタノ。これもねっとりしてて旨い!
途中で同い年のガラパゴス青年がテーブルに乱入して来たので楽しくお喋りしてバイバイ。
中南米に来てふと思う。白いごはんにほんのり味がついてるんです。塩、あとバターが入ってるところも。ちょっとパラパラした味付け白ごはん、なんかハマるなー。
翌朝は6時のスピードボートでサンタクルス島へ。5時過ぎに宿を出るとき、おじいちゃんはまだ寝てたみたいだったのでそっと出発。恒例の荷物チェックを受けて、乗り込もうとした時に慌てた顔してやってきたおじいちゃん。「起きて、時間見て、びっくりして、走って来た」78歳プラウシオ。嬉しくてハグして今度こそちゃんとお別れ。また来たいのはもちろんだけど「また来るね」なんて約束は出来ない。じゃあねっていう余白の多い挨拶はこういう時に使うんだろうな。じゃあね、プラウシオ。
スピードボートは三台のモーターを轟音で回して海の上を走る。
ボートの一番後ろの一番左で風を思いっきり浴びながら周りを見てるとイルカが飛んだり、鳥が飛んだり。
ちょこちょこ出て来る無人島。ここにはどんな動物がいるんだろうとか思いながらでもやはり3時間は長かった…。
サンタクルス島に着いたのは9時過ぎ。とりあえずカフェで朝ごはん。宿を決めてからまずは小さな魚市場へ。
ガラパゴス諸島には「動物にエサをあげてはいけない」というルールがあります。
しかしこの魚市場、毎日アシカやペリカンが大量に押し寄せて魚をくれとねだっております。
漁師さんや市場のおばちゃんはもちろんあげてませんが、地元のおじいちゃんは自分の買った魚の切れ端、あげちゃってました。目を閉じてうまそうにモグモグするアシカ。かわいいし、気持ち分かるけどなー。
マグロを買ってる人がたくさんいましたが、このあとグアヤキルで寿司を食べに行く予定。
僕たちはこの時期が旬のウチワエビを漁師さんと直接交渉して二尾買いました。なかなかにでかいやつが一尾10ドルから7ドルに。レストランで食べると一尾25ドル。
暑くならないうちにダーウィン研究所まで歩きます。1時間弱くらいの散歩。絶対水は持ってたほうがいいです。絶滅危惧種の黄色いイグアナがいたり、ゾウガメの飼育センターがあったり、ダーウィンの銅像と写真が撮れたりします。
街まで戻って美味しそうな食堂を探します。プエルトアヨラの近くにあった地元の人たちで賑わう食堂。
スープとメインと飲み物で4ドルのランチ。とろけるチーズ入ったスープや豆のスープ。鶏肉の煮込み、魚のフライ。そして味付け白ごはん。安くてうまい!
おなかいっぱいになったので夜ごはん用の食材を探しにまずはスーパーへ。水とトマトペーストを購入。
野菜はメルカドで新鮮なのを買いたくて場所を探すとなかなか遠い。軽い気持ちで歩き出して後悔しました。
30分かけて到着したものの、メルカドも大きめスーパーも3時までお昼休憩…。ただいま13時半。
特に観光するところもないローカルエリア。そして日射しがめちゃキツい。
暑さにやられて、とりあえずアイスを求めてさまよいました。
やっと買えたアイスを日陰で食べた時の幸福感。子供の頃の夏休み、めっちゃ遊んで家に帰って食べたアイスを思い出しました。結局メルカドでもそこまで新鮮な野菜は手に入りませんでしたが。
宿に帰ってさっそく料理にかかります。まだまだ元気なウチワエビ。キュキュッとさばいたあと、殻で出汁とって、その出汁で野菜と海老みそを煮込んで、おおぶりに切った身を投入。にんにく唐辛子きかせて、ゆでたペンネと一緒に具だくさんトマトソースパスタに。ぜいたく!
翌朝は昨日の昼と同じ食堂で朝ごはん。フルーツサラダと朝食セットで10ドル。コーヒー飲んでちょっとゆっくりした後でいよいよガラパゴスともお別れです。
野菜が手に入りづらいのを除けば、キッチンがある宿も多くて自炊はしやすいように思いました。
特に名物料理とかの情報はありませんでしたが地元の人で賑わうお店はやっぱりハズレなし!
サンタクルス島の魚市場はぜひぜひ行ってみてください。とにかく楽しい!
朝方は地元のレストランのシェフも買い出しに来ていて、その会話を聞いてると相場がなんとなくわかります。「いくら?」って聞くよりも「○ドルでいい?」って当てに行った方が「いや、それじゃ無理だよ」とか「じゃあこれくらいで」とか「二つ買うから」とか話が進みます。そんな漁師さんとの会話も楽しかったです。