ルワンダ①アフリカ初のバス長距離移動でモシからキガリへ Long bus drive from Moshi to Kigali/ Unidad de largo en autobús desde Moshi a Kigali

2015.8.19 Moshi→Mwanza, Tanzania@Lake Hotel
2015.8.20 Mwanza, Tanzania@Mount Kilimanjaro Hotel
2015.8.21 Mwanza, Tanzania→Kigali, Rwanda@Momoko’s House
2泊3日のサファリツアーからモシに戻って来たものの、連日動き過ぎの疲れで体調が優れない。色々と迷った結果、やはり今行くしかない!と友人が働くルワンダに寄ってからダルエスサラームに戻ることを決めた。フライトも考えたが、オフィスで聞くと$400と高かったため、これまた2泊3日かけてキガリに行くことに。
バスの出発は朝5時。 モシからムワンザ行きのバスで利用したのは、Royal Class社。一人38,000シリング。遂に初のアフリカ長距離バス旅の始まり。正直言って、かなり不安。南米の長距離バス移動なんて、今思えばラクチンだった。早朝のバスターミナルに飛び込んでくるギラギラとしたまるでデコトラのようなバス達。見た目は派手だが、かなり年紀が入っている。荷物は車内に持ち込む。サファリだけで帰るつもりの用意でたまたま少し荷物をダルエスサラームに置いてきていたのは助かった。
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車や道路の状態も気になるものの、一番の心配事はトイレに行けるのかどうか!?バスには、もちろんついてない。トイレットペーパーは自分で用意、便座なしがスタンダード。バスはちょこちょこ停まりながら進む。でも、一回の停車時間はかなり短い。男達はたまに連れ立って降りていき、開放感のある野外にて用を足す。私はと言えば、いつ行けるか分からないため、バスの中では極力飲まず食わず。休憩の度に周囲の様子に目を配り、トイレチャンスをうかがう。途中、一ヶ所だけトイレの文字が見え、ご飯などを売っているターミナルがあった。ここだ!とばかりに下車してトイレへ。大丈夫だ、これで今日は目的地までなんとかなりそう。って、一体なにを頑張ってるんだか(苦笑)でも、切実。
くたくたになりながら、約14時間ほどかけてムワンザの町に到着。ろくちゃん曰く、タンザニア第二の都市との話。手元のマップでは、市街地のバスターミナルが終点の様子。とりあえず、次のバスチケットはいつの分が購入出来るか分からないため、タクシーで中心地へ向かう。既に19時を過ぎていて、次の日も朝5時出発は体が厳しいということで、ここで1泊し明後日のバスでベナコ経由キガリに向かうことにする。チケットを買っている間に町は停電。
次は今日の宿探し。ようやく1軒みつけるも、電気が停電のため水シャワーしかないとのこと。「私たちのせいじゃないわ。タンザニアプロブレムよ!」と豪快に笑うフロントのおばちゃん。疲れ果てた私たちは、唯一の救いKrestのbitter lemonという冷たく美味しいソーダを飲んで寝ることにした。これ、ほろ苦くて美味しい。コカコーラさん、日本でも売ってくれないかなー。(ちなみに、バーの冷蔵庫だけは、自家発電で動いていた。)
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毎日のように起こる停電のために、ホットシャワーも出なければ充電もできないホテルでも、もちろん料金は変わらず。まったく動じていない人々。現代人の生活で電気が無くなる不便を実感。
ラッキーなことに朝には電気が戻っていたので、ギリギリ充電とホットシャワーも浴びれ、結果オーライ。
ろくちゃんが興味を持っていた魚市場を見に行くと、それはそれは大量の魚!!!でも、生きた魚じゃない!小さな小さな干し魚。
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麻袋にパンパン!になるまで足で踏みながら詰めるお兄さん。
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近くには、ハゲタカみたいなでっかい鳥。こーわっ!
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帰りに近くの店で魚スープを食べた。美味しかった。それにしても、観光客をさっぱり見ない。アジア人を見ないとかのレベルじゃない。欧米のバックパッカーすらいやしない。すごいところに来たものだとふと思う。
翌朝の出発も一昨日到着した市街地のバスターミナルと判明したため、近くのホテルに宿を移すことにした。これがまた、トラブルだらけのホテル。電気は停電、充電できない、いつつくかも不明、シャワーは水しかでない、トイレの水が流れない等々。もはや笑うしかない。暑かったので久々に日中の水シャワーでさっぱりとした。夜に電気が戻って喜ぶも、何故かトイレの灯りがピンクやら青やら黄色に変わる。夜中、いや明け方までガンガン鳴り響くクラブミュージック。やたら部屋が空いていたのに一番奥の部屋を案内されるし、ただ清潔さには気を配ってるんだよなぁ〜。なんだ、ここ!?翌日のチェックアウトまでに私たちが出した結論は、ここはラブホだね、というもの。なんだか不思議なホテルに泊まってしまいましたが、ここも結果オーライでいよいよルワンダへ!
ムワンザを出て目指すは、ベナコの町。利用したのはNyehunge Express社。一人20,000シリング。ここから乗り合いタクシーに乗り換えてルスモという国境の町に行く。このタクシーがまた曲者。5人乗車しないと出発しないと言って聞かないが、そもそもそんなに人が来ない。。。どうしても今日中にルワンダに着きたかった私たちは、一人3,000シリングのところ少し料金を上乗せして行ってもらいました。
ルスモではタンザニアの出国とルワンダの入国手続き。ルスモ大滝と呼ばれる国境にかけられているのは、日本が協力して作った橋。
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ルワンダは、事前のオンライン申請が必要で、私たちの場合は2日ほどで返事が来たのでPDFファイルをネットカフェで印刷して持っていき、窓口で1人US30ドルを支払いすんなりOK。オンライン申請なしで入国出来なかったケースもあるそうなので、忘れずに。
ルワンダ入国後に両替商で両替をし、キガリ行きのバスに乗車。一人3,000ルワンダフラン。よし!これで今日中に着けると思ったのも束の間、ここからがまた長かった〜。まるで各駅停車かタクシーの如く停まるバス。中長距離を行くのですが、まるで近距離も同じな感じ。むしろ、こんな長い距離を乗せていただきありがとうございますというムード。一体何時にキガリに着けるか何度となく考える。またストップ。はい、また降りるのね。またストップ。はい、また乗るのね。の繰り返し。もはやこれ、渋滞にハマってきたか!?と思う頃キガリのタクシーターミナルに到着。時刻は18:30頃。お店の人に携帯を借り、友人に連絡して数年ぶりの再会!
というわけで、この9ヶ月の長距離移動時間記録を堂々と更新!した2泊3日のモシからキガリへの移動でした。

Hanae(^^)