ウィーンのワインガーデン! Wine Garden in Wien. / Jardín de Vino en Wien.
|ブダペストの次はウィーンへ。夏の間はオペラ座がおやすみでウィーンオペラは見られなかったけど、市役所前の野外映画館でオペラ『トスカ』を映画で鑑賞。すごい迫力。どっから声でてるんだろう。
会場には世界各国の料理とビールやワインを売ってる屋台が並んでてまさにお祭り状態。
昼に来た時に見た入口のワインバー。白く塗られた樽のテーブルがかっこいい。
カフェでウィーン名物のザッハトルテとストゥリューデルを食べた。暑い中歩いてたから冷たいビールがしみたー。
おうちでオーストリア料理作ってもらったりオーストリアの赤ワイン飲んだりも楽しかったけど一番の思い出はワインガーデン!
ウィーンのまわりには山や森といった自然がたくさんある。車で少し走ると、すぐ目の前にぶどう畑が広がる。オーストリアのワイナリーには併設された居酒屋がある。ホイリゲと呼ばれるこの居酒屋は夏になると外のテーブルでワインを飲むお客さんでいっぱいになる。
もともとホイリゲとは、今年の新酒という意味の言葉。それが転じて、ワイナリーが自分たちの自家製ワインをジョッキで気軽に飲めるようにと作った併設の居酒屋を指す言葉になった。
ホイリゲはウィーンの郊外にあるので車か公共交通でしか行けない。僕らはホストしてくれたふたりが車で連れていってくれた。すっかり日が沈んだ夜9時過ぎ、晩ごはん食べてからおうちを出る。
車で山をぐんぐん登る。灯りはどんどん少なくなる。真っ暗ないなか道を走ってると不意に縦列駐車されてる車の一団が現れた。はしっこに停めて車を降りる。看板が暗闇のなかにうっすら浮かぶ。
門をくぐってホイリゲの中に進んでいく。建物の向こうがワイワイしてる。
現れたのがこの景色。ウィーンの夜景を見渡せる最高のロケーション。
でっかいデキャンタで白ワイン。グリュナーフェルトリーナーというぶどうで作ったワイン。優しい酸とおとなしめの香り。あと炭酸水。運転してくれてる彼はぶどうジュース。夏はみんな白ワインを炭酸水で割って飲むみたい。こういうのも好きだな。
つまみが欲しければ簡単なものならあるみたいだけど、僕らはワインだけで充分だった。この雰囲気、この景色の中で飲むワインは格別に美味しく感じた。
帰りにいいところがあるよって連れていってくれたのは、ホイリゲから見るよりももっときれいな夜景ポイント。ウィーンはそんなに大きな街じゃないけど、夜景はやっぱり美しい。
ミュンヘンで行った賑やかなビアガーデンも好きだけど、ウィーンという街にはなんとなくゆっくり夜風を静かに楽しむワインガーデンのほうがしっくりくるような気がした。
ウィーンの街の写真やポスター。