ブラジル⑤20世紀の近未来都市ブラジリア Future city in 20th century/ Ciudad del futuro en el siglo 20
|2015.3.3-5 Brasilia, Brazil@Felipe’s house (couchsurfing)
言わずと知れたオスカーニーマイヤー天国ブラジリア(Brasilia)。ブラジルの首都である計画都市。
行って初めて知ったけど、20世紀に建築された世界遺産。わずか41ヶ月で完成したそう。飛行機の形をした町。
住宅街と商業地が交互にあり、住所はアルファベットと数字のみ。
ブラジル人建築家ルシオ・コスタの設計で作られたこの街は、全体的なデザインの統一感がある。世界遺産のため簡単には手を入れられないので、つくった時のまま。昔からみた近未来都市といったイメージ。
巨大な人造湖の下には、建設当時住んでいた人たちの町がそのまま眠っているらしい。
砂漠のど真ん中にこんな巨大な町を作り上げた人たちの意思と苦労は凄まじいものがあったに違いない。
ブラジリアを歩いていて思ったこと。ブラジリアの人々はマナーがとてもよい。
驚いたのは、歩行者優先の車。日本では当たり前だけど、南米ではほぼ初めてのような気すらする。
建築物を見るのがメインの目的で、滞在中は二人でよく歩き回った。
ドーム型の美術館の内部。
国立劇場
最高裁判所
見るところはたくさんあって、どれもそれぞれよいのだけど、
私の好きなブラジリアの建築3つはこちら。
①陸軍総司令部のアーチ(Quartel General do Exercito)アーチの下で音を出すと反響して聞こえ続ける。
②ドンボスコ聖堂 青の世界。美しいグラデーションのステンドグラス。朝も夜もそれぞれの美しさ。
③カテドラル 形が美しい。壁に向かって小声で話すと反対側の人に聞こえる共鳴の不思議。
ブラジルの物価の高さとブラジリアの安宿の少なさに困り、ドキドキしながら遂にチャレンジした初めてのカウチサーフィン。旅で知り合った仲間やネットから情報収集。まず最初に感じたのは、どうやって選んだらいいかがよくわからない。。。私たちにとっては、英語が喋れて2名の受け入れが可能なのが最低条件。そのうえで。
気をつけていること
①最終ログイン日が新しい人(返信やメールでのやり取りが必要なためアクティブな人がよい)
②リファレンスの数が多い人(実際に家に泊めたり自分が泊まったりという経験値が高い人の方が安心)
③リファレンスの評価及びコメントをチェック(ネガティブ評価はつけにくいものだという前提の下に確認)
こうして出会えたブラジリア生まれのフェリペさん。これが初めてにして最高のホスト!
事前の連絡からしてとても丁寧。必ず&すぐに返事を返してくれる。
家や職場から近いからと、平日の日中にも関わらず空港へ迎えにきてくれた。
家についてすぐ、観光マップをもとに観光名所の紹介、行き方の説明をしてくれる。
滞在中は、仕事があるにも関わらずランチを一緒にとってくれたり、セントロへ送ってくれたり。
日本食材のお店やトラディショナルブラジリアンフードのお店にも連れて行ってもらった。
正直、シュラスコとビーンズのイメージしか無かったブラジル。
フェリペのおかげで、美味しいブラジリアンフードがたくさんあることを知った。
フェリペに連れて行ってもらったおしゃれレストラン。
壁のバナナはとって食べてOK!!
サルバドールでは一度OKの返事をくれた人と突然連絡がとれなくなり会えずじまいという洗礼も受けたカウチサーフィン。うまくいかないこともあるし、見知らぬ人という怖さはやっぱりあるのだけど、実際にチャレンジしてみたら小雨劇の良さ。なんだか価値観がちょっと崩壊しかかる感じすらする。お金の価値って一体なんだ。人の善意や相互信頼のいかに気持ちのよいことか。
やっぱり、地元の人のアドバイスや紹介があると旅はさらに楽しくなるし、その土地のことを少しでも深く知ることができてとてもありがたい。
ブラジリアでデビューしたカウチサーフィン。これからも気をつけながら是非利用したい。
Hanae(^ ^)