ボリビア②夢のウユニ塩湖その1 Uyuni Salt Flat/ Salar de Uyuni

2015.2.3-5 Uyuni, Bolivia@Hotel AVENIDA
夢のウユニ塩湖。テレビや写真で見た青と白の鏡張りの世界。
この旅で一番楽しみにしてた場所。
見れるかどうかはお天気次第。
いざ!
<ウユニツアー①:デイタイム&サンセット>
旅人さんのブログを読んで情報収集をし、とりあえず宿はHotel AVENIDAに決定。2日の車中泊で疲れていたので、まずシャワーを浴び、たまった洗濯物を片付け、みなさんオススメのほだかツアーへ。
ウユニ塩湖を見るには、旅程が組まれたいわゆるツアーに参加するタイプと、車とガイドさんを時間でチャーターする2種類の方法があります。とにかくあの鏡張りの景色が見たい!私は、何度もチャレンジしたかったのでチャーターのタイプで検討。
ほだかツアーの前にはいくつも募集の張り紙があり、チャーターの時間帯と名前が書かれています。
定員は7人。7人に達していない募集の紙に直接自分の名前を書き、お金を支払います。
一人あたり130ボリビアーノ。長靴のレンタル代も込みです。もし7人集まらない場合は、一人あたりの金額があがり、出発時に追加料金を支払うという仕組み。6人だと+20ボリ。
時間帯は、
①15〜19時のサンセット
②2〜8時の星空とサンライズ
③10〜16時のデイタイム
という設定が一般的のようでした。ただ、車とガイドさんのチャーターなので時間は募集主が自分で自由に設定することができ、自分自身で募集の紙を貼り出すことも可能です。実際、私たちも3回挑戦のラストは直近の天気を鑑みて、4〜10時という時間を設定し、最高の青空を見ることができました。
朝に到着したばかりでしたが、とても天気がよかったのと思っていたより体力的にも動けそうだったため、着いたその日の15時からのツアーに申し込み。ほだかツアーの前でどうしようか考えていた時に、リマの宿で出会い、偶然にもマチュピチュへのバスが一緒だった2人組とまたもや偶然の再会!これは、彼らと一緒に行くしかないよねということで、さっそく決めました。
他の旅人さんも、朝に到着してその日中にまずはサンセットツアーに行くという人が多かったです。むしろ、さらにその日の深夜から翌日のサンライズのツアーに連続して行く人も多くみかけました。
宿に戻って仮眠をとり、出発時間を待ちます。私たちのグループは6人だったのですが、同時間の設定で2人だけというグループが別にあったため、彼女達を誘い合計8人でツアーを組むことにしました。ちなみに、6人だと追加料金が発生しますが、8人になってもディスカウントはありません。残念。
ランドクルーザーに乗り込み、まずは長靴を借ります。いよいよ、ウユニ塩湖へ出発です。
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天候は曇り気味。
車内では自己紹介をしたり、これまでの旅の話をしながら過ごします。
途中、線路近くの道に突然あらわれたのは、リャマ?!よりちょっとシュッとしてるような…
「ビクーニャだよ」とガイドさん。
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おお!これがビクーニャ。ビクーニャの毛皮は、超高級品らしいです。
顔の周りがもっこもこなのが、アルパカさん。
ちょっとロバっぽいのが、リャマさん。
リャマさんよりシュッとしたのが、ビクーニャさん。
という見分け方。はい、どうでもいい話にそれました。
ウユニ塩湖に話を戻します。
少し遠目に白っぽい地平線が見えてきます。
「あれ、ウユニ?!」
「そうだよ。ウユニだよ。」とガイドさん。
おー!と歓声が上がる車内。ちょっとドキドキしてきます。
逆サイドには黒っぽい雲が見えていて、天気にもドキドキ。
塩湖までは、車で約45分ぐらい。
まずは、水のないドライエリアに車が到着します。
白い!白い!しろーい!
でかーい!ひろーい!
ワイワイ盛り上がる車内の歓声を聞きながら、1人静かに実はじわじわ興奮してきてるわたくし。テンション上がってきてます。ガラパゴスと同様、ニヤニヤが始まりました。
全体的に雲が多めですが、すごい景色です。
すぐに水が張ったエリアも通ります。水が張っているところは、ゆっくりと。
「あー!映ってる!鏡張りだ!」車内の誰かが、叫びます。
ほんとだ。うつってる。
BGMを流しながら水面を滑るように進む車。
青い空、白い雲、通り行く数台のランドクルーザー。
少しぼやっとしてますが、映ってます。
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うわー、ほんとに来たんだ。ウユニ塩湖。
すごい景色。風が気持ちいい。広大。なにこれ。
と思ったら、じわりじわりと出てくる涙。
涙腺弱っ!と自分で自分にツッコミつつ、マチュピチュに続きの感動の涙です。
この時見た景色は、ほんとは雲が多くて白すぎて、期待してた青と白の世界ほどではありませんでした。
でも、それでも、心が震えました。
初めてテレビで見て、この景色をいつか自分の目で見てみたいと願い、本当にいま目の前にある。
やってみたい、この目で見てみたい。なんでもいいけど、「○○たい」の気持ち。
理由どうこうよりも心の底で強く感じたことを実行にうつした時は、そのまますっとその強さで心に響く何かがある。
この時の光景を、気持ちを、雰囲気を思い出しながらブログを書いてる今でも、ちょっと感情がふれます。
Follow your heart.
以前勤めていた会社の、ちょっと昔のキャッチコピー。
前から好きなコピーなのですが、この旅に出て実感します。
これって、やっぱり人生において大切なことだと。
本当は自分がどうしたいか、どう感じているのか、どう思っているのか。
全部自分の心はちゃんとわかってる。
だけど、怖かったり、不安だったり、面倒だったり、いろんな考えが頭の中をよぎって、感じ取れなくなる。感じ取りにくくなる。
感じていても、心に従って行動にうつすには勇気が必要。
なんて、まぁ当たり前のことを書いてるだけだけど、こんなことを今ふと思いました。
しばらく車を走らせて、ようやく本日のガイドさんオススメポイントに到着。
長靴で水が張った白い地面に降り立ちます。
写真を数枚パシャパシャとりますが、目で見えてる景色には全然敵わない。
とにかく今この時を感じないとなんだかもったいないような気がして、息を深く吸い込み、ぐるっと360°広がる景色をただただじっと見つめます。
もちろん、グループのみんなともいろんな写真をとりました。
ガイドさんがこんなポーズも面白いよと教えてくれたりします。
写真映えするように、鮮やかな色の服を着ていくことをオススメします。
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思い出しながらこの文章を書いてるだけで、なんだかちょっと胸がいっぱい。
いつにもまして伝わらない散漫な文ですみません。
この日は生憎雨が降ってきてしまったため、プラヤブランカという塩のホテルに避難。
雨が上がるのを待ちます。
小一時間ほどすると雨も小降りになり、なんとかサンセットが見れそうだということで、再度車で移動します。
まんまるの太陽の綺麗なサンセットは見られませんでしたが、雲が地平線から少し上の辺りに立ちこめていたため、隙間の空が徐々に赤く染まる様子を見ることができました。
刻一刻と表情を変える空。
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ワンピース!?のポーズ。
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青春群像劇風。
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進化の過程。
もうすっかり辺りが暗くなった頃、人生初めてのウユニツアーはおしまい。
再びランクルに乗って町へ戻りました。
天気のコンディションはあんまりよくなかった方だけど、それでもやっぱり楽しかったです。
夜はほだか近くのレストランでみんなでピザをシェア。冷えた体に嬉しいひと時となりました。
Hanae (^ ^)