スクレでの日々 The days in Sucre / Los dias en Sucre

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 *スクレ市立恐竜博物館 Parque Cretacico
2日目の朝、ベトさんが朝ホテルに「あのスープを飲みに行こう!」と電話をくれたのに、フロントのお姉さんが「出かけてます」と返事。
ずっと部屋におったわーーーーーーーーーーーーー!!!!!
というわけで、昼前に電話してホテルまで迎えに来てもらいました。
行って来たのは『スクレ市立恐竜博物館』
南米一番のセメント会社がスクレの山を掘っていた時にたまたま見つけた恐竜の足跡群。
でっかい崖一面にいっぱい足跡走ってました。この写真でわかるかなー。
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博物館の中に入るとまずは映画。恐竜の毎日をリアルに描写した映画。見ているうちにどんどん人が出て行って、隕石が落ちた時には僕たちだけに。
トリケラトプスの子供が、朝起きたら小さな肉食恐竜に食べられていたりとか。
草食恐竜がティラノサウルスに襲われて殺され、皮を剥がれ、その肉をティラノサウルスは自分の子供達の所に運び、口からデロッと肉塊を出して与え、子供達は一生懸命血のしたたる肉塊をむさぼるというほんわかムービーでした。
その後等身大の恐竜たちを眺めながらお散歩。12歳まで限定の恐竜ミニ公園。
砂場に化石が埋まっているというナイスアイデア。
この博物館、高台にあるのでスクレの街が見渡せます。めっちゃでっかいセメント工場の真横。タクシーでもバスでも来れるそうです。
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のど乾いたので缶入り濃いめラムコーク「Cuba Libre」と美味しい地ビール「Surena(スレーニャ)Espesial」飲みながらドライブの続き。
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*スクレ共同墓地 Cementerio General
スクレの人たちはみんなここに入るという共同墓地へ。すごくいい天気。門の外にはたくさんのお花屋さん。
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ベトさんの親戚でボリビアの国民的歌手親子のお墓と大好きなおばあちゃんのお墓にごあいさつ。
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墓地の外で飲んだモコチンチ(何回聞いてももこちんちんと聞こえる)という丸ごとドライピーチを沸かして作ったジュース。なんか梅とかあんずのジュースっぽい。あとミチッとした薄い揚げパン。
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*スクレ城 Castillo de la Glorieta
郊外まで足をのばして、スペイン統治時代のお城を見に行くと入口で軍隊の検問。
日曜日だから門番の人たちもみんな若い子たち。下積みだから仕方ないよね、がんばって!
お城の周りを散歩して、広い庭に入ると元気なアヒルたちがいました。
警戒されながらも近くに座ってちょっと休憩。
*スクレ市場、郊外編 Mercado Canpesino
その後セントロのメルカドではなく、町外れにある通称「メルカドカンペシーノ」へ。
道路沿いにずらりとならぶ出店。大型トラックで運んで来てそのまま売ってる白いとうもろこし。車がちょっとずつしか進めないくらい人であふれている道路。インディヘナの人たちが売っていたコカの葉を高山病治療のために買いました。ベトさんいわく『コカ・パセーニャ』という小さめの葉っぱがいいらしいのでおばちゃんにコカ・パセーニャを5ボリビアーノ分もらったらすごい量。
お茶にして飲むのもいいけどこうやって、とおもむろにコカの葉をそのまま口に含むベトさん。少し口の中でもんで(噛むと細かくなってどんどん喉に入って来る!)エキスだけを飲むというワイルドなやり方。どんどん葉っぱを詰め込んで、ほっぺがハムスターみたいになっていきます。
徹夜をする学生とか、夜行バスの運転手さんとかよくやるみたい。そう言えばボリビアのバスの運転手さんにいたな、ハムスターおじさん。なんかの病気かと思ってた。
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*スクレ流、酒飲んだ翌朝のスープ Caldo de Cardan
そして翌朝、いよいよあのスープを食べに行けます!
朝8時にホテルまで迎えに来てくれたベトさん。心なしかテンションちょい高め?
「ボリビアの人は南米で一番お酒を飲みます。そして翌朝みんなが食べに行くスープがあります。町中にはそのお店は無くて街の周りにあるんです。それを飲むと二日酔いでも元気になります」
初日に聞いたこのスープの話。そりゃ食べない訳にはいかないでしょ。
それは、オス牛さんのおちんちんときんたまを入れたスープ「Caldo de Cardan」
キッチンでは大きなお鍋からもうもうと湯気が吹き出ています。
肝心のお味は…けっこういける!
きんたまはちょっと濃厚なので崩してまぜたほうがいいかも。
おちんちんはナマコが嫌いな人はちょっとダメかも。
でもスープの味自体は僕は好き。ちょっと調べたらラパスでも食べることが出来るらしいのでボリビア行く方はぜひお試しを。
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*市場で買った1キロの特大チェリモヤ一気食い
一度ベトさんは帰って、僕たちだけで街中のメルカドへ。
僕のお目当てはチェリモヤ。アマゾン産の高級フルーツです。
森のアイスクリーム、カスタードアップルなどという異名を持つこのフルーツ。日本じゃほんと高くてなかなか食べられません。
それが1キロの特大サイズで700円。しかも完熟、最高の状態。
お願いして買っちゃいました。ホテル戻ってカットしてひとくち…幸せすぎる…。
あっという間に1キロ完食。神様ありがとうございました!
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*スクレの日本食屋さんと人気のチキン屋さん
最後の夜はみんなで日本食。と思ったのですが、ちょっと微妙なラインナップ。
無難なのは焼き鳥定食しかなく3人ともそれを注文。
やはり微妙でした。
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その後、美味しいチキン屋さんがあるというので鶏肉はしご。
フライドチキンとローストチキン。他にも似たようなお店がいっぱいあるのにこのお店だけずっと行列。
料理を運ぶおばちゃんが料理の上に料理を重ねて10枚以上の皿を持って2階にとんとん上がって行く。すごい。
お腹いっぱいだったのでチキンはちょっとしか食べなかったけど、下味がしっかりつけてある美味しいチキンでした。
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スクレは事前に何も調べてなくてベトさんに全ておまかせ状態だったけど、とても楽しい街でした。
とても穏やかな空気が流れている昔の都。今は学生たちの街になり、公的機関は最高裁判所のみ。
市街地は歩いて回れるくらいのちょうどいい大きさです。
スクレはスキップする旅人さんがけっこういるみたいですが、ぜひぜひ少し立ち寄ってみてほしいなと思います。