ジパング少年とペルーめし、アマゾン・イキトス編。Zipang boy and the food of Peru – Amazon, Iquitos. / El nino de zipang y la comida de Peru – Amazon, Iquitos.

『ジパング少年』という漫画、読んだことありますか?
僕は小学校の頃、この漫画にはまりまくりました。
詳しい内容は漫画水先案内人さんのページが素晴らしいのでぜひこちらでご確認ください。
前編
後編
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初めて読んでから30年近くたって、まさか自分が漫画の中に描かれていたリマ、イキトスそしてクスコ、マチュピチュを旅しているなんて小学生だった僕は想像もしていなかったと思います。
でも僕は別に日本が窮屈になったわけでもなく、黄金郷(エルドラド)を探しに来た訳でもなく。
そう、僕はただ、お酒がすすむ美味しい料理をたくさん探しにきたのです!
アマゾンという危険な地域に入るには十分な準備が必要!というわけで買い出しへ。
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ここでは何も買ってません。
あと、これはアマゾンの蚊対策。インセクトシールドという「着る」蚊帳です。これで完璧。あれ、みんなそんな軽装でだいじょうぶ?
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まずはイキトスでアマゾン川の恵みを堪能!しようと思ったのですが初日は疲労により昼は手近なチキンですませ、夜はなんとインスタントラーメンを作っただけという体たらく。
やたら熱帯の空気が蒸し暑く、Lucuma(ルクマ)という果物のアイスを食べたくらい。
知らずに食べたのですが、インカ文明の神話にも登場する聖なる果実だそうでちょっと濃厚な栗?柿?みたいな味。上はイチゴです。下のオレンジっぽいのがルクマ。
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翌日は2泊3日のアマゾンツアー初日。あいにくの雨の中、迎えに来てくれたミニバンに乗ってアマゾン川のほとりにあるホテルへ。そこから雨の中スピードボートでアマゾンの中にあるロッジを目指す。ピンクのイルカいました!到着したらちょっと休んですぐご飯。
ご飯の時はアマゾン太鼓を鳴らすからね、と。こんなふうに。よいしょ!
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このツアー、特筆すべきポイントは『ごはんが美味しい!』ということ。
アマゾンの幸をふんだんに使ったローサ(推定30代半ば、既婚)のごはんがとにかく旨くておかわり続出!
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チョンタ(ヤシの木の芯を薄くスライスしたもの)のサラダ。
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ココナ(オレンジとかレモンっぽい味のフルーツ)と唐辛子のソース。
これがココナ。
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ファネというプラタノの葉っぱで包んだスパイシーなちまき。鶏肉とオリーブ入り。
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サヒーノっていう名前の野生豚の煮込みも美味しかったなー。
毎回デザートはフルーツがたっぷり。
アマゾンにはいろんなフルーツあります。定番のマンゴーやパパイヤ、バナナ。
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プラタノ、アグアへ、サポーテ。
プラタノは揚げたり焼いたりする料理用バナナ。
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アグアへ(写真右)は生だと甘くないけど砂糖混ぜてジュースにしたのが美味しかった。サポーテ(写真左)は種のでかい熟した柿。柿好きならぜひ。
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あと、アマゾンで原住民のみなさんに塗ってもらった赤い色素の果実。
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雨季と乾季で水量が何十メートルも変わるというアマゾン川。
乾季は入れ食いだったというピラニアも全く見ることが出来ず、釣りはボウズ。
腹いせにアマゾン川に何度も飛び込んで泳いでやりました。
雨季なので雨は毎日降ったり止んだり。土砂降りの中、ジャングルを散歩していても見たことの無い果実がたくさんなっています。その中には日本に入って来ると高級フルーツ店の棚にうやうやしく鎮座し、めんたま飛び出るくらいの値段のフルーツも。
チョンタという椰子の木の芯をスライスしたものが一番のお気に入り。でもチョンタを食べるために椰子の木をまるごと切り倒すらしい…。
とにかく今まで経験したことのないアマゾンならではの不思議な食をたくさん堪能し、ジパング少年は大満足でリマに帰って来たのでした。