ペルー②２泊3日のアマゾンツアー　3 days 2 nights Amazon Tour/ 3 dias 2 noches Amazon tour.

2015.1.23 Iquitos@La Casa del Frances

＜１日目＞

ツアーは決行されるの！？というぐらい激しい雨が夜中降り、迎えた出発の朝。まだ雨は降っていますが、さほどひどくはない様子。時間通りに、ホテルにピックアップの車が迎えに来てくれました。

今回お世話になったcumasebaはホテルやロッジ、旅行代理店もやっている大きなグループ。川のすぐそばにあるホテルにバスが到着すると、今回の旅のガイドさんを紹介してくました。ガイドのフレディ。スペイン語＆英語OKのアマゾンガイドです。

今回の旅は、ペルー人の７人家族、スペイン＆イキトスカップル（エクトルとジャニーナ）と私たちの総勢12名。

ペルーのファミリーは、7歳の少年から80歳のおじいちゃんまで、3世代のアマゾンツアー！恒例のおじいちゃんおばあちゃんも含めてみんなでアマゾンツアーを実行するバイタリティに感心してしまいました。

ホテルで昨日町で買えなかったポンチョを2人分購入し、さっそくみんなでボートに乗り込みます。

私たちが乗ったボートは金属製の屋根付きでしたが、他のツアーでは木製の屋根や屋根なしの船も見かけました。雨季にふさわしくスタートから雨だったため、安心めのツアーを選んで良かったとちょっとほっとしました。

ボートが出発してしばらくすると、川の色が茶色くなっている場所に。いよいよアマゾン川という雰囲気がでてきます。写真にはあまりうまくうつせませんでしたが、茶色くない川の色が突如として茶色に変わっているのです。

写真の真ん中あたり。茶色い水とそうじゃない色が別れているのがわかるでしょうか？？

茶色くなった川を少し進むと、いきなりピンクイルカのお出迎え！わお！いきなり見られるなんて、なんてラッキー！これは、吉兆の予感。

雨も少し小降りになり、アマゾン川をボートはぐんぐん進みます。途中、アマゾン川沿いに家々が見え、洗濯物が干しているのが見えます。なんと、こんな場所でも人が生活しているんだということにびっくり。人間て、どんな場所でも住めるんだなぁと感心しきり。原住民の方々が多いようですが、アマゾン川流域にはたくさんの村があるとのこと。アマゾン川を走るボートに揺られつつ、生きていく場所って自分で選べばいいんだよなぁなんて思ったり。

1時間かからずに到着したロッジは、立派な建物。大きな食堂やバー＆プレイングルーム、ハンモックの部屋、たくさんあるプライベートルーム。電気は使えないと聞いていましたが、夜18時〜22時の時間限定で、携帯やカメラの充電もできました。

ロッジ

ハンモックの部屋

充電用コンセント

なんと！ソーラーパネルがあった！

遠くにちっちゃくうつってるのが、アマゾンツアーの必需品、長靴。

逆さまに干してあります。なるほど。

気になるお部屋はこちら。

結婚してるって言ったら、マトリモニアルの部屋を用意してくれました。

ロッジの周りは、様々な種類の鳥の鳴き声がとにかくすごい。電子音のような鳴き声の鳥もいれば、水音のような鳴き声の鳥もいます。一日中、いや一晩中自然から聴こえてくる音が心地良く、アマゾンに来たことを実感しました。

しばしの休憩の後は、美味しいお昼ご飯を食べて、動物と近距離で触れ合えるという場所へ。

休憩時間には、プレイルームにあったこんなゲームを楽しみました。

穴のあいたボードに向かって、ちょっと重さのあるコインを投げ、入った場所の得点を競います。

中心にはカエルの形をしたオブジェがあり、この口に入ると5000点！

単純なゲームですが、けっこう盛り上がるので、滞在中にみんなでなんどか遊びました。

こういうの、待ち時間があるお店やホテルにあったら面白そう。

動物センターは、元アマゾンツアーのガイドをされていた方が、動物を見るととても嬉しそうになる旅行客を見ていて、遠くから運が良ければみえるかもという形ではなく、動物を撮影したり触れ合える場を作りたくてこの施設を作り始めたとのこと。いかにも観光っぽいプランじゃないの？！なんて最初は思いましたが、こんなに近くで猿やナマケモノを見たり、カメラで撮影出来るなんてやっぱり嬉しい！と実際に体験してみて思いました。

ロッジに戻って夕食を食べた後は、ナイトジャングルツアーです。静かな闇の中をカヌーで進みます。本当にくらいってこういうことかと思うぐらい真っ暗。闇の怖さを感じます。聞こえるのは、動物の鳴き声と水音だけ。小さなカエルやクモを見ることができましたが、雨がちょっと降ってきてしまったので、短めのツアーで終了。それでも、夜のアマゾンを楽しむことができました。

ナイトジャングルから戻った後は、エクトルとジャニーナがやっていたスペインのカードゲーム31（treinta y uno）にまぜてもらうろくちゃん。かなりハマってました。

このゲーム、スペイン独自のカードらしい。スペイン行ったら買いたいな。

たくさんの鳥の鳴き声に囲まれて、眠りにつきました。

＜２日目＞

ナイトジャングルツアーは闇でしたが、こちらはカヌーで行く朝のジャングルツアー。

え？！これ沈んじゃうんじゃないの？！ってぐらい水面ギリギリに浮かんでるカヌーに乗って進みます。

朝早めだったので、参加したのは私たちとスペインのカップルのみ。

原住民の村へ徒歩で向かいます。昨晩から降り続けた雨はなんとかやんだものの、足下はドロドロぐちゃぐちゃ。全員ゴム長靴を借りて、2日目のツアーはスタートです。

薬効のあるいろんな植物を教えてもらったり、クモを見つけたりしながら歩くのですが、長靴を履いていてもかなりの歩きづらさ。泥に足をとられて、ゆっくり歩くのもやっとです。そんな中、ガイドさんよりも先をサクサクすごいスピードで歩く二人が。ペルーファミリーのおばちゃん＆少年。あまりに歩くのが速いので、なんでそんなに歩けるの？と聞いてみたところ、「私はアマゾンの出身なのよ！」とのお答え。なるほど！そりゃ速いわけだ！一緒にあるいている最年少のホセも頑張ったね！

そして、一番のびっくりはみんなのスピードに追いついて歩く80歳のおじいちゃん＆おばあちゃん。私たちですらヒーヒー言いながら歩いているのに、少しだけゆっくりではあるもののおじいちゃんもおばあちゃんもしっかり歩ききりました。昔の人の体力はすごいです。

ようやくついた原住民の方の村。伝統の衣装でお出迎えをいただきました。足がめちゃくちゃ分厚い。普段はわりと普通にTシャツ着たりもしていて、観光のお仕事として衣装も着るのだそうですが、足だけはみんな素足。人間の適応力に感心しました。

まずは、歓迎のお化粧をしてもらい、ダンスに吹き矢。と原住民の方の伝統の暮らしを教わります。ダンスはみんなで手をつなぎながら音楽に合わせてグルグルまわるのですが、これがなぜかテンポめちゃ早。つまづきそうになっちゃいました。

これまた、こういう観光っぽいプランはなしでもいいんだけどな〜なんて思いつつ、意外と楽しんだ私たち。吹き矢はファミリーやカップルが気に入ったらしく、小さなお土産も購入してました。

ロッジに戻って、美味しいお昼 by ロサおばちゃん。2泊3日のツアーの間、みんなロッジでおばちゃんが作ってくれるお昼をビュッフェ形式で食べるのですが、これがどれも美味しかった！アマゾンでの食事は食べられるものがあるかななんて不安も大きかったのですが、イキトスでしか食べられないサラダやお肉、お魚とどの食事も本当に美味しかったです。たくさん歩いてお腹空いちゃうから、ちょっと食べ過ぎなぐらい笑。いつもの通り、詳しくは、ろくちゃんブログをどうぞ。

午後は、降りしきる雨の中を再び長靴で歩き、村のラム工場見学へ。サトウキビ絞りとサトウキビ生齧り、カムカムのお酒を体験しました。キューバのラム酒工場でも、昔使っていたというサトウキビ絞り機や蒸留の装置は見たのですが、こちらは俄然現役。実際に体験したサトウキビ絞りは、なかなか楽しかったです。こんなに絞れるの〜ってくらい、液体が抽出できました。

降り止まない大雨の中、帰りのボートを近くの村で待ちます。この時間が、一番寒かった。。。ほんとに迎えにきてくれるのか心配になった頃に、ようやくボートの姿が見えました。よかったー。

そうそう、この日は、船着き場への道でまさかのタランチュラ発見！もありました。ちょっと小さめだったけど、確かに見ましたタランチュラ。

夜は再び、スペインのカードゲーム大会。昨日は横で見ていた私も、本日は参戦。ビギナーズラックで最初は意外と勝ってしまい、エクトルとジャニーナからは、Japones Mal（悪い日本人だ〜！）と言われてしまいました。あー、楽しかった！うん、やっぱりスペインでこれは買おう。

＜３日目＞

本日は、待ちに待ったピラニア釣り！前情報で、雨季は川の水位が上がるから、ピラニアは見れるかどうかわからないよ〜と聞いていたものの、張り切るツアーの面々。

楽しみにしていたのですが、ガイドさんや現地スタッフも含め誰一人釣れず。釣果ゼロ。アマゾン川に行けば、いつでもピラニア見られるのかと思ってたー。残念！どうしてもピラニアを釣りたい方、雨季は避けましょう。雨季じゃないと入れ食いらしいです。

気を取り直して、アマゾンスイムができるポイントに移動します。ろくちゃんは迷わず挑戦。ちょっと寒そうだったけどみんな楽しそうです。体調にやや不安のあった私は、見学しました。

ロッジに戻ってお昼を食べた後は、5日間のツアー予定だというファミリーとはバイバイ。5日間だったんだ！これまたすごい。最後にペルーファミリーのお姉ちゃんアレハンドラと弟ホセに日本語で名前を書いてあげました。帰りはまたボートに乗ってイキトスへ。

ピラニアを見られなかったのだけが心残りですが、雨期のアマゾンツアーを大満喫！

最初は逃げ腰だった私ですが、ろくちゃんに背中を押されて行ってよかったです。あー楽しかった！！