メキシコ⑤初の長距離バス移動!標高2100mの街へ Long drive to the San Cristobal de las Casas.
|2014.12.15-17 San Cristobal de las Casas, MEXICO@La Casa di Gladys/Casa kasa
カンクンの海を満喫した後は、この旅初めての長距離バス移動でメキシコ南部の街サンクリストバルデラスカサスへ。名前長い!ので、日本の旅人さんたちはサンクリと呼んでいます。
食料や水を買い込み、冷房対策もバッチリして、いざ21時間のバス移動へ。チチェンイツァでの経験を踏まえ、一等バスにして正解でした。ちなみにお値段は、カンクンのセントロのADOターミナルからで、一人1,188ペソ。バス会社はOCCです。何度かターミナルで停まりつつも、パレンケの町までは順調なドライブ。もしかしてもっと早く着いちゃう?!なんて期待をしてしまいましたが、ここからがすごかった。高地のぐねぐね道をゆっくりじっくり走っていきます。車酔いする方は気をつけた方がいいかもしれません。21時間なので、深夜の山道を疾走するバス。途中、軍や警察の抜き打ちチェックのようなものも実施されました。
長時間のぐねぐね道で力を発揮したのが、エアーピロー!首回りが逆に圧迫される気がして、以前はあまり好きじゃなかったのですが、横になって寝られないことも多々あるであろう今回の旅では必要そうだと買っておいて正解。私は車酔いしやすいタイプなのですが、頭と首をしっかり支えてくれるので、ぐねぐね道でもなんとか気持ち悪くならずにすみました。
目的地のサンクリストバルデラスカサスは、標高2100mにある高地の町。到着前の朝方には雲海も見えました。
サンクリに着いてからは、とりあえず日本人宿カサカサさんを訪ねます。荷物が多かったこともあり、私たちはタクシーを利用しました。残念ながら、本日のカサカサさんは満室ということで翌日の宿泊と国境越えのバス予約をお願いし、近くにある別の宿へ。ちょっとヒッピー風な広いお家が、本日の宿。荷物を置いてほっとしたのち、この先の旅の予定を立てたりして過ごしました。夜は、カサカサの管理人さん一押しのタコス&ソパ屋台へ。これがもう、めっちゃおいしかった〜。高地なので、昼間は半袖でも歩けるくらいなのに、夜にはウルトラライトダウンを引っ張りだすほど気温差の激しいサンクリの街。屋台のスープはとても暖かく、味もやさしめでとにかくほっこりしました。
もちろん詳細は、ろくさんブログにて。
翌日は、宿を手伝いながら旅をしているというフランス人のお姉さんが朝食を作ってくれました。スクランブルエッグとトルティーヤ。バナナとコーヒーがついてます。久しぶりに卵食べた気がする。美味しかったです。Duolingoという語学学習アプリを教えてもらったり、ちょこっとバイトしながら旅が出来るサイトのことを教えてもらったり。昔はファームステイ(農場のお手伝い)ぐらいしかなかったものの、ヨーロッパでは、ここ2〜3年でわりと一般的に使われるサイトになってきているそう。宿での出会いと情報は、いつもとてもありがたくて面白いです。
カサカサに移る前には、朝のお散歩をしました。朝食のトルティーヤを用意するため、トルティーヤ屋さんにお使いにきている少年。街にトルティーヤ屋さんがあり、毎日つくったばかりのトルティーヤが買えます。ろくさんは、「トルティーヤの製造機がほしいっ!」と言ってました。
街をぷらぷらお散歩していると、ながーい階段の上に古い教会。
ランニングやサーキットトレーニングに勤しむ人たち。私たちも少しばかり運動にと階段を上りました。教会の横にはちょっとした公園があり、無料のジム用具がたくさん。健康に気をつけている方々にとって、いいスポットのようです。
午後は、カサカサで再会した旅行者さんにくっついてメルカド(市場)に行ってきました。
とにかくたくさんのお店とたくさんの人。首付き鶏肉を売っている横で下着や靴を売っていたり、パンパース専門店があったり。ごちゃごちゃ感がものすごいですが、活気に溢れていて元気が出ます。野菜や果物を売るお店は、山のように積み重ねて陳列をしていたりとカラフルで綺麗。今夜はこのメルカドで仕入れた山盛りパクチーと野菜、鶏肉であったかスープの夕食となりました。
なんとなく穏やかな空気が感じられるのに、しっかり大きな街サンクリ。カサカサも合宿のような懐かしい雰囲気で、ここに長期滞在したくなる人の気持ちもわかるな〜と思いました。
墨で絵を描くアーティストの方がいたり、元パン屋さんがあんぱん作って売ってみてたり、10年以上世界を転々としているという管理人さんのお話を伺ったり。いろんな人がいて楽しかったです。
そうそう、カサカサでは同じ駅に住んでいたというご夫婦&男性とも出会いました。なんていう偶然!!日本から遠く離れたメキシコのとある町で、ご近所さんに会えるなんて!もちろん、日本に帰ったら会いましょうね!と連絡先を交換させていただきました。
久しぶりに洗濯物も太陽の下で乾かせたし、今後のための即席麺も手に入れたし、明日はいよいよ国境越えです。サンクリ、もう少し長くいてみたいと思える街でした。
Hanae (^ ^)