2015.10.7 Amman→Wadi Mousa(Petra), Jordan@Valentine Inn
2015.10.8 Wadi Mousa(Petra), Jordan@Valentine Inn
2015.10.9 Wadi Mousa(Petra)→Amman, Jordan@Boutique Hotel Amman
旅に出る前から行ってみたかった場所の一つが、ペトラ遺跡。 渓谷を抜けた先に突如として現れる巨大な岩山を彫り込んでつくられた建造物達。初めてテレビで見た時の衝撃は、凄かった。
ただただこの遺跡をこの目で見てみたいと行ったワディムーサ(Wadi Mousa)の町。アンマンからJETT社のバスで約3時間半。一人10JD。宿からJETTのステーションまでは、タクシーで2JDだった。出発は朝7:30で、一日1便。チケットを予約していなかった私達は6:30ぐらいに宿を出た。予約無しでも大丈夫と聞いていたのだけど、最初はウェイティングリストになると言われてちょっとドキドキ。結局問題なく乗れたけど、ほぼ満席だったので心配な人は予約をしておいた方がいいかも。
ワディムーサのバスターミナルには、日本人の旅人がよく利用しているValentine Innの無料送迎バスが毎日来ている。メールで予約しようとしたら個室しか予約できなかったものの、直接行ったらドミトリーの空きがあったので、ドミトリーに泊まりたい人は直接行ったほうが良さそうな感じ。ドミトリーは、一人1泊5.5JD。食事は別途で、夕食は5JD。町のレストランはさらに高いのと、ここのビュッフェスタイル食べ放題のご飯は美味しいのでオススメです。
ただ、ランチボックスの2JDはパンと野菜まるごととかなので、外でシュワルマサンドイッチとかお菓子を買う方がいいと思います。ちなみに、ワディムーサ(ペトラ)の物価は高い!アンマンの倍ぐらい!なので、持っていける人は水やお菓子をアンマンで買って持っていってもいいと思います。
ペトラ遺跡の入場料は、高くて有名ですが、1日券・2日券・3日券があり、それぞれ50・55・60JDです。私達は1日券と2日券で迷った末に、2日券を購入しました。移動日はペトラ観光はせず、翌日と翌々日の2日をペトラ観光にしました。ペトラの中自体は、一番奥にあるエド・ディル(修道院)と宝物殿を上から見るのも含めて、丸1日あれば見きれる広さだとは思います。ただ、体力的にかなりキツくなると思うので、登るのにロバを使ったり、暑い時期や体力に自信がない人は2日券の方がゆったりした気持ちで見られると思います。
<1日目>
8:00発の宿の無料バスに乗って、ペトラ遺跡へ。(7:00発もありました。)
2日券を55JDで購入。チケットに名前を入力されるので、パスポートを持っていきましょう。
エントランスからシークまでは無料の馬が、エル・ハズネ(宝物殿)までは馬車があり、たくさん声をかけられました。
中でも、一番奥にあるエド・ディル(修道院)にロバで行かないか、ラクダはどうだなど声かけはしょっちゅう。無料のものはチップを、有料のものは価格交渉をしてくるのですが、しつこいし多いよーーー!!!私達は何度も断りながら歩きましたが、歩きだとゆっくり景色を見たり撮影したりできるのが良かったです。疲れきって歩けなかったら、どこかで乗るのもアリだと思います。
2日券を買ったので、まずは一番奥のエド・ディルまで頑張って歩いて、戻りつつ遺跡を見ようという作戦。とはいえ、目に飛び込んでくる景色に、シャッターを切りたくなってしまうのが正直なところ。自然にできたという1km以上ある渓谷の裂け目を右に左にぐにゃぐにゃ曲がりながら進みます。
カメラでパシャパシャ撮りつつしばらく行くと、狭い渓谷に立ち止まってカメラを上に構える人々。もしや、これは!とゆっくり歩を進めると…
見えた!
あった!
これだー!
テレビで見たやつ!突然ドーンて隙間から見えるやつ!
シークを抜けて広場に出ると、巨大な岩山に直接彫り込まれた建物。崩れたり風化しているところはあるものの、柱やゲートなど繊細なデザインを今も目にすることができます。
これが紀元前1世紀頃に作られたものだとは。まだその時の日本は弥生時代。ナバタイ人、すごーーーい!
でも、まずはエド・ディルまで行かなくちゃ。途中、岩山に作られた家や劇場、大通り、王家の墓などを眺めつつ、ひたすら奥へと進みます。
レストランを通り過ぎてからは、階段やら坂道をひたすら登りました。この辺りでは、他に歩いている観光客にも会わず、時折mapsmeで現在地を確認しながら進みました。日陰で休み休み登ること1時間弱ぐらいで、遂にエド・ディルに到着!
想像以上に大きい!存在感が半端ない!
カメラで全景をおさえながらセルフタイマーで写真を撮る先客カップルは、ボタンを押してから全力ダッシュ!(笑)それぐらい距離がないと画面に入りきらないもんね。もちろん、その後ろくちゃんが撮影してあげました。
たまたま観光客はほとんどおらず、エド・ディルを二人占めしてのランチ。なんて贅沢。
一息ついた後に下まで戻り、床面モザイクが綺麗なペトラ教会や大神殿、列柱道路、劇場などをゆっくりと見ました。
犠牲祭壇、王家の墓、エル・ハズネを上から眺めるのは2日目にとっておき、他をゆっくり見てまわって1日目は終了。宿の17時のバスで戻りました。
<2日目>
今日は、 犠牲祭壇、王家の墓、上から眺めるエル・ハズネなど、上の方からペトラを眺める日。
二日目だと飽きちゃうかなと思いましたが、やっぱりスゴい!
シークもエル・ハズネも、また何度も写真を撮ってしまいました。
王家の墓も思ったより高くて、なかなかの眺め。
その後、本日のメインイベント、上から眺めるエル・ハズネトレイルに挑戦。もう何段あるかわからない!階段をひたすら上ります。
これは崩れてきちゃったのねという光景も横目にしつつ、置いてあったベンチに座って休憩。ここからの眺めもまたスゴい!
さらに行くと、もはや道なき道。一応、人が通った後らしい積み石や細い道を通りつつ、mapsmeを頼りに進むと着いたビュースポット。
これが、よく見る上からのエル・ハズネ!たーかっ!人がちっちゃいなぁ。
と、mapsme上ではまだ前に道がある。しかも、その先にあるのはカフェマーク。実際、ドンキー見えてるしなぁと進んでみる。
あった~!崖の上のカフェ。
ホントにホントに。崖っぷちギリギリ。せっかくここまで来たしとお茶をもらい、崖ギリギリからエル・ハズネを撮影。もー、満足!
来た道を気をつけて戻り、最後に大神殿の中をゆっくり見たり、お土産屋さんをのぞいて、2日間のペトラ観光は終了。
2日目は、14:30ぐらいまで見てました。1JDでタクシーで宿に戻り、アフリカ以来お気に入りのビターレモンジュースとシュワルマのお昼を食べて、17時のJETTバスに乗ってアンマンに戻りました。
ずっと行きたかったところに行けて、大満足!あんなに広いペトラ移設ですが、これでも観光客に公開しているのは、ほんの一部のエリアなんだとか。どんだけ広いんだ、ペトラ!ナバタイ人、スゴすぎ!修復したローマ人の技術も圧巻!こんなに栄えてたのに、大地震と貿易ルートの変更で住む人がいなくなって7世紀には完全に廃れちゃったというのだから、どうなるかわからないもんだ。
入場料はやっぱり高い!ですが、一見の価値はアリということで、ヨルダンに来る機会がある方は是非!
Hanae (^ ^)
About The Author
Hanae
東京生まれ東京育ち。大学卒業後、英語を話せるようになりたくてアメリカに留学。帰国後、人の働くやキャリアに関する企画の仕事に携わること約10年。働くって、生きるってを自然と考える日々。どうしても鹿児島でお店をやりたい!旦那さんと共に暮らすため夫婦そろって退職を決めたのを機に、このタイミングしかないとずっと夢だった世界一周の旅に出ることを決意。いろんなことを知るのが好き。なんでかなーって考えるのが好き。
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