モロッコのごはんのはなし、つづき。Talking about Food of Morocco 2 / Hablando de la comida de Marruecos 2
Roppei | 2015-10-05 | 35. Morocco(2015年9月), Country | bistro/bar/restaurant, city, food, scenery, wine
マラケシュの旧市街のまんなかにあるフナ広場には毎晩屋台が立ち並ぶ。
広場のまわりにあるカフェの屋上から見た全景。毎晩お祭りのような活気。
やたらあるのがオレンジジュースの屋台。フェズではその場で絞ってくれたけどフナ広場のはほとんどが作り置きっぽい。氷で冷やしてるのでちょっと薄め。4ディルハム。
旧市街のはずれで見つけた絞りたてオレンジジュースの屋台は5ディルハム。全然味が違う。この機械が見えるところにあるお店は絞りたてで出してくれると思う。
縦に5軒並んでるのがかたつむりスープの屋台。みんなおそろいの白い服を着てる。唐辛子と八角が入ったスパイシーなスープ。爪楊枝でかたつむりの身をほじくって食べる。小5ディルハム、大10ディルハム。
大人も子供も大好きなひよこ豆スープ「ハリラ」の屋台。とろりとした食感。野菜やパスタが入って3ディルハム。一緒に甘いなつめやしを食べている。これも3ディルハム。
32番の屋台がやたら混んでいた。HASSANと看板に書いてある。火柱や煙がどんどん上がる。みんなが食べていたメルゲーズ(ソーセージ)とひき肉のシチューを頼む。大粒のオリーブとホブスという丸いパン、フレッシュトマトのディップソースがついてきて合計50ディルハム。
旧市街のはじっこで見つけたアボカドジュース。アボカドと牛乳と砂糖をミキサーにかけただけとは思えない美味しさ。なんか他に入ってるんじゃないかと聞いてみるも、言葉が通じず。。。アラビア語もフランス語も出来ないとこういう時に困る。15ディルハム。
フナ広場に面した小さな食堂で昼からずーっと壷に入れて煮込んでたのに目を付けていた。仔羊とオリーブのタンジーヤ。素焼きの壷に骨付き仔羊肉と塩漬けレモン、オリーブを入れて炭火でとろとろ長時間煮込むマラケシュの名物料理。壷ひとつでたっぷり大盛り2人前くらい。ホブスがついて130ディルハム。
シェフシャウエンの旧市街を出て散歩。カフェで食べた目玉焼きとチーズとホブスとオリーブの朝ごはん(写真なし)。カフェオレと一緒に食べる。2人で20ディルハムくらいかな。
旧市街の中にあるレストラン「バブスール」で鶏肉とオリーブのタジン、海老とガーリックのタジン。鶏肉は塩漬けレモンとたまねぎと一緒に柔らかく煮込まれている。海老のタジンはまるでアヒージョ。パンがすすむ。炭酸水の大きいボトル、ズッキーニの煮込みも食べて70ディルハム。
カサブランカのCTMバスターミナルそばの食堂で食べた、牛肉ミートボールとたまごのタジン。濃厚なトマトソースとオリーブ、ミートボールはオリーブと同じくらいの小さめサイズがたっぷり。溶き卵を流し入れて仕上げてる。30ディルハムだったかな。
その近くのオシャレカフェで飲んだアボカドジュース。これは18ディルハム。ほんと、何が入ってるんだろう。
エッサウィラに着いたその日にごちそうになったフレンチマダムのシュークリーム(写真なし)が美味しかった。久しぶりに美味しい生クリームを食べた。さらに日本人宿『かもめ号』のパパさんが作ってくれた鶏肉と野菜のクスクスは今まで食べたクスクスの中で一番美味しかった(写真なし)。
翌朝食べに行ったいわしフライサンドといわしつみれ。どちらも5ディルハム。フレッシュトマトソースとチリソースを入れてくれる。忘れられなくてエッサウィラを出る日にもう一度買いに行った。
晩ごはんは毎日シェア飯。管理人さんと一緒に漁港で仕入れる海の幸。甘エビ、サバ、アジ、タチウオ、カツオ、うに、たこ。しめサバや刺身にして、中落ちをなめろうに、頭や骨は出汁とってみそ汁に。うには中身がスカスカで残念だったけど、たこは野菜と一緒にスパイシータジンにしたり、モロッカンサラダにしたり。
エッサウィラでつかんだアボカドジュースの秘密。LBENという甘くないヨーグルトを入れているのを目撃。なるほど、これか。
エッサウィラでは、あげたてもちもちドーナッツ(1個1ディルハム!!!)やパティスリードリスの5ディルハム均一のペストリーやケーキ、宿の近くで見つけた世にも恐ろしい色のタルトシトロン、4ディルハムなど安くて美味しいスイーツがいっぱい。飛行機のチケットを予約してなかったら延々と滞在してしまったかも。モロッコでもっとも危険な街、エッサウィラ。
初めて訪れたモロッコは、お酒も(基本的には)飲まないし、豚肉は食べないし、ラムばっかりだったけど面白い料理や飲物がたくさんあった。戒律のなかにあって発展してきたイスラム圏の料理はワインに合うものもいっぱい。ハーブやスパイスの使い方もいろいろ楽しかったなー。
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About The Author
Roppei
将来の飲食店開店を目指して大学卒業後、高級スーパーマーケットに就職。野菜売場、乳日配売場を担当して食材の面白さを肌で感じる。鹿児島に移住するタイミングで転職。飲食店向け広告営業をやりつつ、鹿児島の街を元気にする活動に色々参加するうちに鹿児島で自分の飲食店をやりたいと思い始める。飲食店の現場で修業したいと思い、再び東京に。丸の内にある大型繁盛店で基礎基本を叩き込んでいただく。その後、自分の独立したい形に限りなく近い小さくて強いお店を何店舗も運営している会社に転職。2014年10月で退職し、世界一周旅行へ。 日本に戻ったら、鹿児島でワイン居酒屋を開店。鹿児島の街を元気にする活動を再開! facebookはこちら