乾期にビクトリアの滝を歩く。Walking on the Victoria Falls in Dry Season. / Caminar sobre las Cataratas Victoria en epoch seca.

タンザン鉄道の終点ニューカピリムポシからマイクロバスで4時間、到着したのは首都ルサカ。バスターミナルから2キロ歩いて「Lusaka Backpackers」へ。久しぶりにシャワーを浴びてベッドで寝る。1泊してすぐまたバスターミナルから今度はリビングストン行きのバスに乗る。9時の便が満席だったので11時半の便になり、リビングストンに着いたのはもう夜7時すぎだった。スーパーもハングリーライオンも夜8時には閉まっちゃうから先に晩ごはんを調達。宿はバスターミナルから1キロ離れた「Jollyboys Backpackers」で1泊。全くWi-fiが使えなかったので近くにある「Livingstone Backpackers」に変更。どちらの宿もビクトリアの滝まで朝10時頃に送ってくれるサービスがある(帰りはタクシー使って自力で帰ってくる。50クワチャだった)。

9月あたまのザンビアは乾期。まったく雨が降らずに世界三大瀑布ビクトリアの滝も干上がっているという。最初はせっかく行くのに滝が見れないんじゃ意味ないよねと思っていたけど同じ時期にビクトリアの滝に行った人たちのブログを見て「これはこれで面白そう!」と背中を押されたので行ってみることにした。

参考ブログ:ザンビア「ヴィクトリアフォールズ」☆☆☆ 乾期の穴場へ http://futarifurari.blog.fc2.com/blog-entry-962.html

Livingstone Backpackersを10時半に出発。車でビクトリアの滝入口まで送ってもらう。入場料は160クワチャ(2015年9月現在)。入口で「滝の上に行くにはガイドが必要だよ」と言われるがそんなの聞いてない!まあとりあえず滝の上まで行ってみる。雨期には滝に向かって流れる水でいっぱいになるこの場所。9月の今はカラッカラ。 DSC01505

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歩いて中に入って行くとザンビア人のガイドがふたり。「デビルズプールまでガイドするよ」とか「ホテルのお客は150USドル払ってるんだよ」とか言ってくるけど、彼らの口から「ガイドがいないと行けない」とは言われなかったのでとりあえず放っておいて滝のふちまで自分たちで歩いてみる。足がすくむ光景。 DSC01516

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乾期限定、滝の上にある崖っぷちプール「デビルズプール」はツアーでしか行けずかなりの高額。 でも手前にある通称「エンジェルズプール」は誰もいないし、歩いてすぐに見に行ける。もちろん中に入ってもいいけどプールというよりはちょっと大きなお風呂サイズ。そして僕は水の勢いにビビって結局入れなかった。。。 DSC01532

入ったらこんな感じ。すごいこわい。。。 a_DSC_0214_201503060416164b5 参考ブログ:ザンビア「ヴィクトリアフォールズ」☆☆☆ 乾期の穴場へ より抜粋

水に削られてきれいに丸く穴があいた岩がたくさんあった。これが大きくなってプールになるんだろうな。どれくらいの年月でこんな大きさになるんだろう。

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滝の上の散歩はここでおしまい。奥の方にあるデビルズプールまで行っても良かったんだけど天気が良すぎて暑すぎるので日陰に退散。今度は崖の向こう側から滝の全体を見に行くことに。入口そばにあるデビット・リビングストンさんの像まで戻る。バブーンがいっぱいいた。

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もともとスコットランドの宣教師だったリビングストンさん。アフリカでキリスト教を広めるための場所を探してたところ、結局2年半かけてアフリカ大陸を世界で初めて横断してしまった人。現地の人たちがモシ・オ・トゥニャと呼んでいる滝を見てその美しさに感動。ビクトリアの滝と名付けたのは1855年11月17日(ろくちゃんの誕生日)だった。ビクトリアの滝は11月から3月まで雨期。タクシーの運転手さんによると4月から6月の乾期のはじめごろが水の量もちょうどいいみたい。というのも南米で見たイグアスの滝と違って、ここは滝までの距離がものすごく近い。乾期で水がちょっとしか無いにも関わらず、対岸まで霧雨のような水しぶきが飛んでくる。雨期になるとレインコートがないと歩けないし、水煙で滝壺も見えないらしい。それはそれで楽しそうだなーと思う。雨期の滝はこんな感じ。

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だいぶ満足したのでリビングストンに戻ることにした。入口そばにあった第一次世界大戦の記念碑。ヨーロッパ全土を戦場にした世界大戦はヨーロッパ列強の植民地だったアフリカまで戦場にしてしまった。ドイツ植民地やイギリス植民地の兵隊としてアフリカ戦線で戦った人たちはどんな思いでいたんだろう。アフリカに来てからアフリカの歴史を少しずつ紐解いてみている。まだまだ自分の知らないことが、アフリカにはたくさんあるんだと感じている。

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ザンビア宿、ホステルのリンク

ルサカ・バックパッカーズ Lusaka Backpackers

http://www.lusakabackpackers.com

ジョリーボーイズ・バックパッカーズ Jollyboys Backpackers

http://www.backpackzambia.com/backpackers.php

リビングストン・バックパッカーズ Livingstone Backpackers

http://livingstonebackpackers.com