イタリア⑤ワインを売るという仕事 The job to sell wine/ El trabajo de vender vino

2015.6.26 Florence→Siena→Verona, Italy@Daniela’s House(Airbnb)
2015.6.27-28 Verona, Italy@Daniela’s House(Airbnb)
ワインラバーろくちゃんのお友達からの繋がりで、ちょっと寄ってみようかと訪れたシエナ(Siena)。
旧市街の歴史地区は世界遺産とも知らずに(どんだけあるんだ世界遺産!ヨーロッパ!)一歩足を踏み入れると、赤茶色の屋根が連なるフィレンツェを越える、壁も屋根も全てが赤茶色の世界。
城壁で囲まれた昔ながらの街並みがしっかりと保存されていて、なんだか誇らしげな雰囲気が町全体に漂っている。
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そんな凛とした町でワインショップを経営している鈴木さんを訪ねた。
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しばしお話を聞いたあと、ヨーロッパにワインで有名な土地はたくさんある中で、どうしてイタリアを選んだのか聞いてみた。
「イタリアは、ぶどうの種類も多ければワイナリーもたくさんあって、謎が多いんですよ。だからその謎を解き明かしたくて実際に来てみたんです。」と。
シエナでの短い滞在のあと、ろくちゃんの仕事の関係で知り合ったコスタンツァに会うため、ヴェローナ(Verona)に向かった。
コスタンツァと過ごした2日間は、とにかく楽しくて素敵で美しい時間だった。
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街で一番古くて大きなセラーがあるワインバー。
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常連の地元の店で食べたニョッキとロバの肉。
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少し酔いをさましながら歩いたあたたかな灯りがともるロマンティックな夜の町。
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毎晩、通りに人が溢れ出るほどいっぱいになるおしゃれでクールなバーで飲んだジンジャーがきいたモスコミュール。
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翌日は、コスタンツァのおうちにお邪魔をして、美味しいごはんと美味しいワインで笑顔の絶えない時間。
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どの店に行っても、どの料理を食べても、コスタンツァがさらりと勧めてくれたワインはとにかく美味しかった。おいしくて楽しくて嬉しくて、ついつい飲み過ぎてしまったぐらい。
さらっと地元を紹介してくれたようでいて、それは間違いなくワインに対する深い知識とお店の人と築いた強い関係性、町に対する愛情が創りだしてくれた素晴らしい時間だった。
わからないことはネットで検索すれば簡単に調べられる時代。それでも、実際に行ってみなければわからないことはまだまだ沢山ある。なにより肌で感じて、関係性を築いて、自分の心で感じて理解することはテクノロジーの便利さだけでは見られない世界を創ることにつながるんじゃないかと感じた旅だった。
Hanae(^ ^)