日本①日本一の鮨職人の店  The best Sushi Chef’s Sushi restaurant/ Restaurante de sushi Lo mejor del Chef Sushi

2015.10.26-27 Bangkok,Thailand→Osaka, Japan@Bob and Meg’s House
2015.10.28 Osaka, Japan@Bob and Meg’s House
2015.10.29-31 Osaka→Kanazawa and Noto, Japan@Good Neighbors Hostel→Aunt’s House
2015.11.01-02 Kanazawa→Tokyo, Japan@車中泊→My sweet home

世界一周の旅42ヵ国目、最後の国は日本!旅に出て345日目、関西国際空港に帰国。
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初めての関空、約1年数々の国を旅してからの帰国だし、入国手続きもちょっと大変かな…なんて思ってたら、感動的にスムーズでびっくり!空港は、綺麗で明るい。中国は行ってないけど、脳が完全には理解できないもの前提で読もうとしてるのか、日本語の漢字の羅列が中国語に見えちゃったりもするけれど、集中して聞かなくても何を言ってるか全部ちゃんわかる!!トイレには、当たり前だけど便器もペーパーもちゃんとあって、手を乾かすドライヤーまでついてる。
あー、ついに日本に帰ってきたんだという実感がじわじわとわいてきた。

2~3日、大阪にある親戚の家に泊めてもらって英気を養いました。
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記念すべき、日本帰国第一食目!
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こんなのとか、
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こんなのとかも、食べました。

その後に訪れた最後の訪問先は、金沢。
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目的は、加賀の国にある日本一とも言われる鮨職人のお店に行くこと。
そのお店の名前は、小松弥助。
以前ろくちゃんが仕事の仲間と行ったお店。前々から、いつか二人で一緒に行きたいんだと言ってくれていた店。旅をしていたある日、ネットで見たニュース。小松弥助が11月末で遂に閉店するという。これはもう帰るしかない。でも、普段から数ヵ月待ちの予約でいっぱいのお店。閉店が決まってからは、さらに予約が殺到。今から電話したところで入れるとは思えない。半ばたぶん無理だろうなと思いつつ、朝の9時に二人で直接お店に飛び込んでみました。新人営業時代を思い出す半端ないドキドキ感。すると、驚きつつも東京からわざわざ来てくれたのだから、なんとかならんか?とスタッフの方に話してくれたご主人。あまりに予約が埋まりすぎて始めた幻の4回転目、最後の2席に入れていただけることになりました!

「こちらも最後やから、心込めて握らせてもらうからね。」と、にっこり。

突然押しかけて無理なお願いをしたにも関わらず、この言葉。この時から既にご主人は優しかった。感激しました。

お寿司が感動的に美味しかったのは言うまでもありません。やさしくふんわりと握られたお寿司。どのネタもいつまでの口の中にいてほしいと思いながら飲み込みました。
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その一つひとつが素晴らしく忘れられないのだけど、もっと忘れられないのは、ご主人の、奥さんの、スタッフの皆さんの心配り。

16時に再訪したものの、名残惜しいお客さんで予約時間は延び、席につけたのは17時ごろ。
大忙しの中、記念にと店外での写真撮影を頼むカップルにも快く応え、僕のでも撮ってとスマフォを渡すご主人。

席が空くのを待っているお客さんたちに、もうちょっと待ってなと声をかける。でも、中で食事を楽しんでいるお客さん達を急かすことは絶対にしない。

お会計を終えたお客さんを、一組一組必ず暖簾の外まで送る奥さん。

テーブル席が私達二人だけになると、ご主人の仕事姿が見やすいようにと、ゆっくりスペースを使って座って下さいねと椅子を避けてくれたるスタッフの方。「まるでカウンターに座ってるみたいね」と柔らかく微笑んで声をかけてくれる奥さん。
お客さんの食べるペース、ご主人仕事のペースをよく見ながら、一人一人のお客さんにサービスをするスタッフのみなさん。

たくさん注文して食べたのは私達なのに、「お会計が大きくなってごめんなさいね。たくさんたのんでくれてありがとう」と言ってくれた奥さん。常連さんにサービスをしながらも、「来てくれてありがとうね」と声をかけてくれたご主人。
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最後に「よかったら、これ持っていって」とお菓子のおすそわけを持たせてくれ、「またいつかどこかでお会いしましょうね、ありがとう。」と深々とお辞儀をして見送ってくれた奥さん。

その全てのあたたかさに感動して、胸がいっぱいになり、思わず涙がこぼれ落ちました。

本当に行って良かった。
このお店のサービスを体感できて、本当に良かった。
決して忘れられない、それはそれは幸せな時間でした。

その後、能登の親戚の家にお世話になり、夜行バスで東京の自宅に帰りました。
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もちろん、念願の21世紀美術館も堪能して、金沢グルメもしっかりと味わってきましたよ。
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Hanae (^ ^)